七間町寄席が立ち上がってから、はじめてのお正月を迎えることができました。
これも、ご来場いただいた皆さま、ご出演いただいた芸人さんたちのおかげです。
ありがとうございます。
そんな中、はやくも二回目のスピンオフ企画が決定しました。
「地域寄席主催者サミット 静岡編」です。
「落語ブームは、同時に落語会ブームである」とも言われています。
大都市の定席寄席・大きな興行資本や公共ホールが主催する大規模な落語会・地道に続けてきた地域寄席。
飲食店が開く会・落語家が自分のために開く勉強会・PRや宣伝のために落語家を招いて出演してもらうイベント。
さまざまな場所でいろいろな目的で開かれる落語会を、お客さまは同じように並べて比較して、どの会に行くかを決めるようになりました。好きな演者さんを招いて気軽に落語会を始める「プチ席亭」の流れも出てきている中、地方の落語会はどのようにお客さまを呼び、楽しませ、出演者のためになるような会を作りあげ、続けてゆけば良いのでしょうか。
気がついたら落語会の運営をするようになった現在も、わからないことばかりです。
そこで、現在、東京や地方で落語会を主催(主宰)している方に、それぞれの主催する落語会の状況について紹介していただき、楽しい落語会を開催するための手がかりになれば、と考えています。
パネリストとして登場していただくのは3名です。
静岡県湖西市で『寺道落語会』を開催する矢頭勇さん。
まちおこしの実践としての地域寄席と、補助金を用いての上手な落語会の開催方法について紹介していただきます。
東京都で『シェアする落語』を主宰している四家正紀さん。webやSNSを積極的に活用したお客さまを巻き込んでの発信や、独自の企画で注目を集める『シェアする落語』。その方法や運営について伺います。
北海道札幌市で「狸寄席」を運営している住出尊史さん。
高校の同級生、六代 春風亭柳朝師匠とのつながりからスタートした狸寄席。札幌に常設演芸場を! という動きの中心でもありますし、現在は転勤で静岡県浜松市在住ということで、実は七間町寄席のスタッフでもあります。
それぞれ、各地で独自性のある落語会を開催して、落語会の情報を公開することで、積極的に外部に落語の楽しさを発信していらっしゃいます。
落語会や地域との関わり方と落語会の開き方を知ることで、地方の落語会がとりまく環境を知り、少しでもより良い方向に向けてゆくきっかけになればと考えています。
一期一会の顔ぶれです。今、ここだけでしか聞くことのできない話が多数出るかと思います。質疑応答の時間も設けてあります。
ご来場、お待ちしております。(七間町寄席副代表・かなざわ)